セラピーは心が変化するもの

2024.12.06

カウンセリングやセラピーのイメージは
どこかフワっとしているので
普通の感覚だと

理解しにくいか、歪んだイメージ
を持ってしまうように思います。

実際何をしてるの?というお話です。

まず、
症状だけを和らげる保険医療とは違います。

ならば

話を聞いてもらう
アドバイスをもらう
価値観を変える
などでしょうか。
催眠誘導で心地よい感じ
なんて声も最近では良くあります。

ただそれはかなり表面的な部分です。

技法などは流派によって様々ですが

doingばかりに目を向けるような
自己啓発的な物を除いて

本質的な部分は基本的に同じだと言って
良いと思います。

それは

無意識を意識化していく事です。

氷山に例えられるように

人の意識出来る部分というのはとても小さな部分です。

日常の意識(記憶)とは
生きていく中で意識したくない現実的な
感情や記憶を無意識に仕舞い込んでしまった
後の残りカスのようなものだからです。

心の抑圧の末に残ったわずかな部分です。

実際には意識の何千、何万倍もの
エネルギーが無意識に貯蔵されています。

その無意識に追いやられた
本質的なエネルギーを意識にあげることで
自己を何倍にも大きな存在にしていくのが
セラピーという事です。

当然悩み、苦しさ、症状は
意識と無意識の分断、分裂の程度や
無意識の中にある感情の大きさによって比例してきます。

ですから

以前書いた様に
調子が悪い、と言えていたり
身体症状が意識出来ているのは
無意識の声と繋がっている証です。

「調子が悪い」と言えることは健康な証

寧ろ

意識に同一化し自分は全然大丈夫だ!と思い込んでいる場合や、
自分が何なのかわからなくなっている状態は
解離が起こり、本人の気づかないうちに
内的な症状が進行している場合が多いです。

sonomamaでは
無意識の中でもより現実的で効果的な領域
身体感覚へのアプローチをメインにしています。

フロイトが発見しライヒが指摘したように、
そもそも頭で考えることは無意識を検閲し自分を欺く機能だからです。

もちろん良い意味で自分を守るためにもあります。

しかし
そもそも言葉の思考は
1日6万回無自覚にしているといわれますから

何万回も思考していて
防衛は強まって、解決はしないという機能を採用するのは
効率が悪すぎるという実感があるからです。

当然カウンセリング、心理療法は行いますが、
それに加えて、長い間気づいていない
無意識の身体の反応をキャッチし抑え込まれた本物の
記憶や感情を意識化していくことが現実的、効率的です。

身体には時間や空間がありません。
そこには様々な記憶が詰め込まれています。

追いやってしまった重要なものに気づき
幼少期からの自分の人生(心と身体の成長)をやり直すわけです。

様々なエクササイズや心の観察を通して
心も身体も自然で楽な状態にしていきます。

基本的な自信が回復すると
解決法、対処法、役割などの
他人の価値観や評価に振り回されなくなっていきます。

調子が悪い。心が苦しい。
と感じる内に取り組むことは本当に重要です。

1日でも早く自分の人生を自分として生きていきましょう。

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