sonomamaでは拒絶のワークに
時間をかける事がとても多いです。

どいてー！
いやだ！
離して！
などなど、、

相手を跳ね返す力です。

これらを全身で表すワークです。
感情や動き、声の調和した
全身全霊の拒絶。

これで
成長、変化の道が開けるからです。

そんな子供みたいなことして何で！？
って感じでしょうか。


実はその逆です。

成熟した人間は拒絶の気持ちを否定しません。

だから穏やかだったりするんです。
嫌を表現する他人を
ダメなやつだとか
治さなきゃとか
思いません。

投影の話しましたよね。

投影について

逆に自分のそういう心を否定しているのは
自分の中の「正しい」と「悪い」で2つに分けていって

悪い方ばっかり相手に投影してること。

ちゃんとしてない人を見つけて
矯正しようとヤケになったり
過度に心配したり
行き過ぎると攻撃しちゃいますね。

こりゃ困ります。

そんな風にならないように
人の成長のプロセスにそってお話してみます。

生まれた時は依存しなきゃ生きられない

どんな人も必ず未熟な状態で生まれますよね。
赤ちゃんです。
だから生まれてからしばらくは
1人で歩く事も食べる事も出来ません。

ほっといたら死んじゃいます。

この状態はプレパーソナルと言います。

この時期は、
親と子は融合した依存関係。

親と子に境界が無いので
親の気持ちは子の気持ち。
その逆もまた然りです。

一心同体みたいですね。

子供も一人の人間

でもその時期が過ぎると

プレ、がとれて、パーソナルへと成長して
いきます。

その初期が拒絶の時期です。

私は

したい！
嫌だ！

と拒絶（表現）してみる。第一次反抗期です。

これは
1人の自立した人間になるために必要な成長過程です。

この時にとても大切なポイントは

親を拒絶しても、
ちゃんと愛してもらえてるんだなー。
と体験出来ること。

色々やっても愛してもらえてるわ。大丈夫やん！
ってなると

しっかり反抗期に移行して
愛のある環境の中で安心して拒絶の時期を過ごします。

もし親自身が拒絶をちゃんとして来ていなかったら

• 自分の子供の心が反応して
  子供の姿に心が揺さぶられまくるでしょう。

• 子供のため、と言うより
• 自分が見てられないからなんとか治したくて仕方ない。

• ただ、この時は親は子に向き合うのではなく、
• 自分のこころに向き合うチャンスでもある。
  逃さないで下さいね。

  
  

感情というのはやり切ると終わります。

拒絶がずっと続くことはありません。
十分にやり切ることで満たされます。

満たされるから自然に
親との関わりに意識が向き始めます。

子供は
あれ？何かちょっとちゃうぞ？
ってなってくるんです。

そう

あ、親の気持ちもあるやん。。
んー、どうしよう、、
お母ちゃん困らせたら自分も悲しいなー。
とかなるわけです。

他人の事を考えたり感じて行動する段階です。

これは

親が子へ
子が親へ

お互いに相手の穏やかな姿を見て安心することを
体験していく段階です。

一方通行では成立しませんよ。

このお互いで成り立つ安心の体験も
十分にやり切ると
これが基盤になって

社会に出ても、
自分で自分の安心を調整する力
自分の行動を調整する力

を持って生きる事が出来るようになるわけです。

素直な気持ちも
相手の気持ちも
大切にするために
自分の行動を調整する能力がある人です。

つまり、sonomamaで

拒絶のワークが必要ってことは

セラピーに来られる方は
この拒絶でつまづいている場合がとても多いんです。

拒絶の体験がないまま
どう振る舞うのか？生きるのか？
などと大人びた事をやっても
あまり意味がないんですね。

出来ない理由は個々に複雑ですが

無茶苦茶ざっくり言うと

家庭で拒絶は悪だった

と言う事です。

拒絶した経験がないのに
他人の事だけ考えて振るまって生きる。
そりゃー苦しい人生です。

自分が何なのかなんでわからないですよね。
わかんないままずーっと生きてると

もう、親や他人が言うようにやってれば
正解！それで良い！ってなります。

何となく勉強して、何となく就職して
うまく行ってるうちはいいけれど

それが無くなった時は一気に空っぽです。

大抵そうなってから来られるので
何か違和感感じたら早く来てねー。
っていつも願ってます。

個別のワークで見ていくと
具体的な事が色々見えてきますから。

ちょっと話が散らかりましたが

嫌だ！と押し除ける力
これが大切な理由がお分かりいただけた
でしょうか。

拒絶を拒絶したくなってる方は、、
ちゃんとやり残したことやっときましょうね。