投影の話

心理学を少し知ると
投影という言葉をやたらと使いたくなる。
これは誰もが通る道なのかもしれません。

自分の投影に気づいた方が
パートナーや知人に
「それはお前の投影だ！って言ってやりましたよ」
なんて報告受けたのは一度や二度とではありません。

その言動がすでに投影だったりするんですが笑

それほど
初めて投影に気づく事は衝撃的なんです。

今回はその投影について。

投影とは、受け入れられない自分の感情を相手に映し出すこと。です。

ん？

なんかこう言うと
理解するのに少し頭使いますよね。

でもめちゃくちゃ簡単なこと。

人の気持ちは自分の気持ちを通してしか理解出来ない

ということです。

私はアロ🐶に
さみしいやろなー
怒ってるなー
嬉しいんやろなー

と普通に感じて接していますが
それは、自分がそういう気持ちを
持っているからわかるわけです。

私は
さみしさも
怒りも
喜びも
持っている。

だからそれに気づいていながら

優しくしたり
謝ったり
なでなでしたり

してるわけです。

アロには言葉もないのに、
きっとそうなんだと思い込んで
接しているわけです。

だから

投影は良いも悪いもないごく当たり前の事。

ただ

投影している事に気づかずに過ごしてると
心は苦しみ始めます。

自分と相手の気持ちがごちゃごちゃになって
何でも相手の気持ちにしてしまう。

ここが心理的な問題になるわけです。

例えば私が投影に気づかないとしたら

アロが悲しんでるように見える。
だから悲しいのはアロなんだ。
アロが悲しみ過ぎている。どうしよう。

と自分の気持ちが映ったアロだけを
必死で考えてしまう。

相手の悲しみを見つけて対処してあげてるのに
どんどん自分の心配事が増えていく。

自分の悲しさにずっと触れていないから当然です。

投影している自分の気持ちに気づくこと。
これが最も大切です。

想像した相手の姿は
実は自分の中の本当の姿です。

もしそれが否定したくなるような気持ちなら

人生のどこかで

そんな自分はいない。
あったらダメだ。

と抑えてきた事かもしれません。

自分は一体いつからそんな風に思うようになったのか？

そうやって投影に気づき、
自分の問題に取り組む事が

投影のワークです。

まずは

本当の自分の気持ちに気づき自分の人生を生きましょうね。