嫌な考えがとまらない

2024.12.09

心が不安定な時ほど考えはとまらないものです。

今はスマホで何でも調べられるので
情報にも振り回され
答えのない世界に入ることも同じです。

まさに

不安定の中に安定している。
などと言われるように

不安から逃れようと考えを巡らせると
逆に不安を強めていくことになっていくわけです。

考えを別の考えですぐに埋めようとするのは
人間だけに備わった心を守るための機能ですが

これは緊急事態に使う機能である事も
忘れてはいけません。

気づかないと
本当の問題は一向に解決しないことになります。

緊急事態の時に何が起きているのかは
身体を見ればすぐにわかります。

首、肩、腰など上半身に力が入り
足腰が不安定になっています。

足がすくみ、浮き足立ち、落ち着かない状態です。

吊り上がったような感じになっていきます。

心理学では解離という言葉がありますが

これは

現実と触れている足腰を地面から離し
現実ではない過去や未来の不安に
エネルギーを注いでいる状態です。

血流も頭に集中し
表情や目もぼんやりとしていきます。

これが習慣になると
現実の自分と空想の区別がつかなくなり
心と身体は分裂します。

完全に分裂したとすれば
自分の身体を通して存在を感じられなくなります。
必死で原因や方法などを調べる方は多いですが
情報の中に自分を想像することしか出来なくなったり
自分だけのイメージの世界に閉じこもっていきます。

ここから回復するためには
現実の自分を感じていく事です。

つまり

五感を使うことや
身体としてストレスを受け入れること

が必要です。

考えがとまらない方は

まず足の裏で地面を感じる機会を増やしましょう。
今の自分がどんな立ち方をしているのか
世界とどんなふうに関わっているのか
を感じていきましょう。

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