知る事、答えを探す事に癒しを求めると
それが苦しみを生むことを何度か話しましたが
それが、今は避けようにも難しい世界だと思います。
現代人の情報量は一日で
江戸時代の一年分
平安時代の一生分
とも言われます。
つまり
現代って情報ツールだらけですから
かなり心への無断侵入が起こっているというお話です。
ある意味私も情報発信者なので
無断侵入者ですが、、
そこはご了承下さい。
人間は他者との関わりの中で
安全や安心を感じます。
社会神経の働きですね。
これは
自分の心のスペースと
相手の心のスペースに適度な距離がある事で
保たれますが、
距離が近すぎたり
1人の考えばかりが優先されると
相手は恐怖や危険を感じる事になります。
動物はみな、自分のスペースをもっていますよね。
私の近所の猫も近づき過ぎると
シャー!っと攻撃体制になるので
距離を保ちながら挨拶しております。
アロは良く無断侵入してパンチされてます笑
ただ、人の場合は物理的な距離だけでは測れないので
基本的に人は相手を感じながら
無自覚にスペースを保っているわけです。
しかし
情報というのは、相手が感じられません。
私も田舎の家に行くと、
膝や腰が痛いのは〇〇が原因です!
などと四六時中コマーシャルが流れていて
音や言葉が頭に焼き付いています。
さっきまで気にもしてなかった
膝に意識が向いてきたり。
無茶苦茶侵入されてますよね。
例えば感染症はその典型でしたね。
かなり世の中が振り回されたわけです。
身近な所では
ニュースや広告で溢れかえる、健康やお金、心理的なものもそうです。
情報はスペースを無視しどんどん心に侵入します。
反撃しようにも相手が見えないので
まるでスナイパーのように
ただ一方的に攻撃してきます。
基本的に侵入された側というのは
押し返すのに想像以上のエネルギーを
使います。
渡す側はとてもエコです。
これちょっと持っといて。
と渡す方は楽ですが
私はやらない!と押し返すのは
とてもエネルギーを使います。
ですから
スマホ片手に調べ物している時などは
実は心は無防備で侵入を許しているわけです。
でも
情報操作されたくない!
と思うと多くの人は
「情報操作されないためには」
と調べたくなるものです。
現代はその位侵入されることに無自覚になっています。
むしろ、その罠にハマり、積極的に情報過多になっている。
セラピーの現場でも、
自分の感覚を感じる事が難しい方がとても増えてきています。
この侵入ループから抜け出すには
静かに自分を感じる時間や自分のスペースを自分で作る力が必要です。
客観的な情報は自分以外の誰かの引用に過ぎないもの。
これを忘れずに。
自分の人生は自分が今経験してることそのものです。